住宅は大きく分けて新築住宅、未入居住宅(新古物件)、中古住宅の
3つに分類されます。
このページでは、新築住宅について
詳しく説明します。
新築住宅の定義
よく分譲住宅等の広告で「新築」「新築住宅」と言う文字を、見かけることが
多いと思います。
よく見かけるため、あまり意識したことはないと思いますが、実は
「新築」「新築住宅」と表記して良い物件は法律で定められています!!
その法律とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」です。
略して品確法と呼ばれることもあるんですが、その法律の第二条第2項に
「この法律において「新築住宅」とは、新たに建設された住宅で、
まだ人の居住の用に供したことのないもの(建設工事の完了の日から起算して
一年を経過したものを除く。)をいう。」
と記載があります。
つまり
1.建築後1年以内の建物であること
2.建築後未入居であること
この2つの条件を満たすものでなければ「新築」「新築住宅」と
表記をすることができません!!
どちらか一方でも条件を満たすことができなければ、それは
「新築」「新築住宅」とは言えないんです!!
そのため、建築後、誰も住んでいなくても1年を経過してしまうと、
その物件は「新築」「新築住宅」と表記することができません。
このような物件は「未入居物件」と表記されるようになります。
また建築後1年以内の建物であっても、誰かが一度でも入居していれば、
仮に1日だけの入居であったとしても、その建物は「新築」「新築住宅」
と表記することができません。
このような物件は「中古物件」と表記されるようになります。
誰かが入居した時点で「新築」「新築住宅」と表記できなくなるのは、
家電等の商品でも同様の取扱いなので、わかると思います。
しかし、誰も住んでいなくても建築後1年経ったら
「新築」「新築住宅」と表記できないのは、不動産特有の
制度だと思います。
新築住宅の特徴
このように「新築」「新築住宅」と表記して良い物件の条件は
他の商品と比べて、かなり厳しいものになっています。
そのため、「新築」「新築住宅」と言うだけで不動産の価値が
上がります。
仮に他の全ての条件が一緒であっても不動産の価格はガラリと変わります。
このことを最近は「新築プレミアム」と呼んだりするそうです。
不動産の場合、それだけ「新築」「新築住宅」と言うのは特別な
意味合いをもちます。