「掃除 窓 開ける」と検索した方の多くは、「掃除機をかけるとき、窓は開けたほうがいいの?」「花粉の季節や冬でも、開けるべき?」「洗剤やカビ取り剤を使うときの換気方法を知りたい」「窓を開けても、ホコリが入ってこないか心配」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
結論からいうと、掃除中は、基本的に窓を開けて換気するのがおすすめですが、花粉やPM2.5が多い時期、強風の日、冬の寒い時期などは、開け方や順番に、工夫が必要です。
本記事では、掃除のときに窓を開けるメリット、正しい換気の方法、窓を開けないほうがよい場面、季節別の対策、洗剤・薬剤使用時の換気、窓そのものを掃除するときの注意点まで、もわかりやすく解説します。
掃除のとき、窓を開けるメリット
1. ホコリや花粉を室内にとどめない
掃除中は、ホコリが舞いやすく、換気をすることで、室内の汚れた空気を、外に逃がせます。ホコリ、ダニ、カビなどの空気を汚す物質は、ハウスダストやアレルギーの原因にもなるため、こまめな換気が、健康的な住まいづくりに、つながります。
2. 洗剤・薬剤のにおいや成分を逃がす
塩素系のカビ取り剤、酸性洗剤、アルコールなどを使う掃除では、成分が空気中に漂うため、換気が必須です。窓を開けて、換気扇を回すと、薬剤のにおいがこもるのを防げます。
3. 湿気を逃がし、カビを予防する
水拭きや、浴室の掃除のあとは、湿気がこもりやすく、カビの原因になります。窓を開けて、風を通すことで、乾燥が早くなります。
4. 掃除後の乾きが早くなる
水拭きしたフローリング、洗ったクロスやカーテン、浴室などが、換気によって、早く乾きます。
窓の正しい開け方・換気の基本
空気の入口と出口を作る「2か所開け」
窓を開けて換気するときは、対角線上にある窓やドアを、2か所開けると、空気の通り道ができ、効率よく換気できます。窓が1か所しかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機を窓の外に向けて設置し、空気を外に出す方法が、紹介されています。風が入りにくい場合は、取り入れ側の窓は小さく、出す側の窓を大きく開けると、効果的とされています。
換気の目安
| 方法 | 目安 |
|---|---|
| 窓全開で換気 | 30分に1回以上、数分間程度 |
| 常時換気 | 風上側の窓と、その反対側の窓を、5〜10cm程度、開放 |
| 1時間あたりの目安 | 5分程度の換気を、2回以上(住宅の目安として紹介されている) |
| 窓が1つの場合 | ドアを開けて、扇風機で、外に向けて空気を流す |
厚生労働省などが示す「換気の悪い密閉空間」を改善する換気の方法では、部屋の空気が、1時間に2回以上入れ替わるように換気することが、目安とされています。また、24時間換気システムや、台所・浴室・トイレの換気扇は、常に運転しておきましょう。
短時間の全開と、少しだけ開けて常時換気の違い
短時間で窓を全開にするよりも、一方向の窓を少しだけ開けて、常時換気を行うほうが、室温の変化を抑えられるとされています。冬場は、特に、この方法が向いています。
窓を開けないほうがよい場面
1. 花粉が多い時期
花粉が飛散する時期は、窓を開けると、花粉が室内に入ります。家に侵入する花粉の90%以上が、玄関や窓の開閉によるものという、メーカーの情報もあります(参考値)。
花粉シーズンの掃除のポイント
- 花粉が溜まりやすい「ホットスポット」(玄関、ベランダ、網戸、窓サッシ)を、先に掃除してから、換気する
- 花粉が溜まった、フローリングに、いきなり掃除機をかけない(排気風で、花粉を巻き上げ、部屋中に飛散させる原因になる)
- 床は、先に、濡れタオルやフロアワイパーで、拭き取ってから、掃除機をかける
- 換気は、花粉の少ない夜間や、早朝に行う
観測値の例では、花粉は、午前10時までは少なく、11〜14時や17〜19時は、飛散量が多かったとされています。花粉症で、窓を開けたくない場合は、飛散量が少ない時間帯に、換気するのも、一つの方法です。
2. 花粉の室内侵入を減らす掃除のポイント
換気や通風のために、窓を10cmほど開けたときに、室内に入る花粉は、窓から1m以内に集中していたという調査結果が紹介されています。窓ガラスは、窓用ワイパーで花粉を落とし、ブラインドは、ハンディモップで拭き、カーテンは、定期的に洗濯すると、効果的とされています。窓まわりと、壁際の床を、重点的に掃除するのが、効率的です。
3. PM2.5・黄砂・大気汚染が多い日
PMや花粉などの飛散数値が高い時期は、窓を開け放さないことが、最も大切とされています。換気扇や、24時間換気システムを使い、空気清浄機を併用しましょう。
4. 強風・雨・嵐の日
強風の日は、ホコリや砂が、室内に入りやすく、雨の日は、窓から雨が吹き込むおそれがあります。換気扇や、短時間の換気で、対応しましょう。
5. 防犯・安全面で心配なとき
窓を開けたまま、外出したり、就寝したりするのは、防犯上、避けましょう。小さな子どもや、ペットがいる家庭では、転落や、脱走にも注意が必要です。2階以上の窓は、特に慎重に扱いましょう。
季節別・掃除のときの窓の開け方
| 季節 | 窓の開け方・ポイント |
|---|---|
| 春(花粉の季節) | 先に、窓サッシ・玄関・ベランダを、掃除。換気は、夜間・早朝、または、飛散が少ない時間帯。空気清浄機を併用 |
| 夏 | 朝夕の涼しい時間帯に換気。熱中症に注意し、エアコンと併用。虫の侵入は、網戸で対策 |
| 梅雨 | 湿気とカビ対策に、換気扇や除湿機を併用。雨が吹き込まない範囲で、少しだけ開ける |
| 秋 | 気候が良く、換気しやすい。大掃除の準備や、窓拭きにも向く |
| 冬 | 常時、少しだけ開ける、または、短時間で換気。室温18度以上、湿度40%以上を目安に |
冬場の換気では、開けている窓の近くに暖房器具を置くと、室温の低下を防げるとされています。ただし、カーテンなどの燃えやすいものから、離して設置するなど、安全に配慮してください。
掃除機をかけるとき、窓は開けるべき?
基本は、換気しながら
掃除機をかけるときは、排気から出るホコリを気にして、窓を開けて掃除する人が多いとされています。一方で、窓を開けると、花粉が室内に入るというデメリットもあります。
掃除機の排気と花粉・ホコリの関係
フローリングに、花粉が溜まっている状態で、いきなり掃除機をかけると、掃除機の排気風で、花粉やホコリが舞い上がります。花粉が多い時期は、次の順番がおすすめです。
- 玄関、ベランダ、サッシなどのホットスポットを、拭き掃除する
- 床を、濡れタオルやフロアワイパーで、拭き取る
- 最後に、掃除機をかける
- 掃除機は、排気がきれいなタイプ(高性能フィルター搭載)を選ぶと、効果的
掃除のあとの換気も大切
掃除を終えたあとは、舞い上がったホコリが、落ち着くまで、少し待ってから、換気すると、よいという考え方もあります。いずれの場合も、空気の通り道を作り、短時間でも、換気をするのが基本です。
洗剤・薬剤を使う掃除のとき、窓は必ず開ける
換気が必須の場面
| 使用するもの | 換気のポイント |
|---|---|
| 塩素系カビ取り剤・漂白剤 | 必ず窓を開け、換気扇を回す。酸性洗剤とは、混ぜない |
| 酸性洗剤・クエン酸 | 換気して使う。塩素系とは、混ぜない |
| アルコール・エタノール | 火気を避けて、換気。蒸気は、空気より重く、低い場所に溜まりやすい |
| スプレー式洗剤 | 吸い込まないよう、換気 |
| 酸素系漂白剤(粉末) | 粉末を吸い込まないよう、換気 |
浴室やトイレなど、窓がない場所は、換気扇を回し、ドアを開けて、空気の流れを作りましょう。換気が不十分な状態で、薬剤を使うのは、避けてください。
窓そのものを掃除するときの注意点
窓を開けて、掃除するときのポイント
- サッシや窓枠のホコリを、先に、ブラシや掃除機で取り除く
- 窓ガラスは、中性洗剤で拭き、スクイジーで水を切る
- 網戸は、取り外せる場合は、外して洗う
- 高い場所や、2階以上は、無理をしない
安全のために
- 窓から身を乗り出さない(転落防止)
- 窓の外側を掃除するときは、窓拭き用の道具を使い、無理な姿勢を避ける
- 強風の日は、窓の開閉に注意する
- 子どもやペットが、近づかないようにする
窓拭きに適した天気
曇りの日や、朝夕の涼しい時間帯が、窓拭きには適しています。直射日光が強いと、洗剤や水分がすぐに乾き、拭きムラの原因になります。
窓を開けられない場合の対策
機械換気・空気清浄機を活用する
- 台所や、浴室、トイレの換気扇を回す
- 24時間換気システムを、常に運転する
- 窓を開けられない場合は、空気清浄機で補う(補助的な対策)
- サーキュレーターで、空気を循環させる
空気清浄機は、窓を閉めた状態で使うだけでは、十分な効果は得られないとされています。窓開けと併用するか、機械換気とセットで使いましょう。
玄関ドアやベランダ側を、少し開ける
窓が開けられない場合は、玄関ドアや、ベランダの窓など、別の開口部を、少し開けて、空気の通り道を、確保する方法があります。防犯面に配慮し、短時間にとどめましょう。
掃除と換気の頻度・タイミングの目安
| 場面 | タイミングの目安 |
|---|---|
| 日常の掃除 | 掃除の前後に、5分程度、窓を開ける |
| 洗剤・薬剤を使う掃除 | 作業中は、常時換気。作業後も、しばらく換気を続ける |
| 水拭きの後 | 換気して、乾燥させる |
| 花粉の時期 | 夜間・早朝、またはホットスポット掃除後に換気 |
| 冬 | 常時、少しだけ開ける、または、短時間で換気 |
掃除と窓の開閉に関するよくある質問(FAQ)
Q. 掃除機をかけるとき、窓は開けたほうがいいですか?
A. 基本的には、窓を開けて、換気しながら掃除するのがおすすめですが、花粉が多い時期や、PM2.5が多い日は、窓を閉めて、床を先に拭き取り、最後に、掃除機をかける順番が向いています。
Q. 冬は寒いので、窓を開けたくないです。
A. 短時間で全開にするより、一方向の窓を少しだけ開けて、常時換気するほうが、室温の変化を抑えられます。暖房器具の近くを開けたり、換気扇を併用したりすると、寒さを軽減できます。
Q. 花粉症で窓を開けられません。どう換気すればいいですか?
A. 花粉が少ない、夜間や早朝に、換気するか、換気扇や、24時間換気システムを活用しましょう。窓まわりや、床の花粉を、こまめに掃除して、空気清浄機を併用すると、効果的です。
Q. 薬剤を使うとき、窓がない部屋は、どうすればいいですか?
A. 換気扇を回し、ドアを開けて、空気の流れを作りましょう。換気が不十分なときは、薬剤の使用を避け、作業時間を短くするなど、安全に配慮してください。
Q. 窓を開けると、ホコリが入ってきませんか?
A. 外のホコリや花粉が、入る可能性はあります。網戸や、窓まわりのこまめな掃除、窓を開ける時間の調整で、軽減できます。
まとめ
掃除のときは、基本的に、窓を開けて換気するのがおすすめです。対角線上の窓を2か所開けて、空気の通り道を作り、30分に1回程度、数分間の全開、または、5〜10cm程度の常時換気が、目安になります。塩素系のカビ取り剤、酸性洗剤、アルコールなどを使う掃除では、換気が必須で、浴室やトイレでは、換気扇も活用しましょう。
一方、花粉やPM2.5が多い日、強風や雨の日、冬の寒い時期は、窓の開け方に、工夫が必要です。花粉の季節は、窓サッシや玄関など、ホットスポットを、先に掃除し、床は拭いてから、掃除機をかけ、換気は、夜間や早朝に行うのが、効果的です。冬は、少しだけ開けて、常時換気する方法が、室温の変化を抑えます。換気扇、空気清浄機も併用しながら、状況に合わせた窓の開け方で、安全に、快適に、掃除を進めていきましょう。
