「ウォーターサーバーを導入したいけど、電気代がどれくらいかかるか心配…」「24時間つけっぱなしにするイメージがあるから、電気代が跳ね上がりそう」ウォーターサーバーの導入を検討する際、多くの人が気にするのが月々の電気代です。
結論から言うと、ウォーターサーバーの電気代の目安は月300〜1,000円程度で、多くの機種が1,000円未満に収まります。
本記事では、ウォーターサーバーの電気代の相場や計算の仕組み、主要メーカーの比較、そして今日から実践できる節約方法まで、初心者にもわかりやすく解説します。
ウォーターサーバーの電気代の相場
平均は月500〜600円程度
複数のウォーターサーバーを調査した結果によると、30種類のウォーターサーバーの平均電気代は約536円/月というデータがあります。別の調査では、40機種を対象に平均約620円/月(エコモード利用時は約548円)という結果も出ています。
一般的なウォーターサーバーの1ヶ月の電気代は1,000円未満であることが大半で、想像していたよりも安いと感じる方が多いのではないでしょうか。
なぜこれくらいの金額に収まるのか
ウォーターサーバーの消費電力は、冷水(冷却)が80〜130W程度、温水(加熱)は350〜450W程度が目安です。
冷蔵庫のようにタンク内の温度を一定に保つ仕組みのため、コンセントは差したまま使用し続ける必要がありますが、常にフル稼働しているわけではなく、設定温度を保つための最小限の電力でまかなわれているため、電気代は思ったより高額になりにくいのです。
機種によっては1,000円を超えるケースも
一方で、消費電力がやや大きいタイプのウォーターサーバーの場合、月に1,000円程度の電気代がかかることもあるため注意が必要です。
特に、サーバー内に熱湯を循環させて内部の汚れを落とす「オートクリーン機能」つきの機種は、紫外線除菌タイプや抗菌材を使用したタイプよりも消費電力が大きくなる傾向があります。
導入前に、搭載されている機能と消費電力の関係を確認しておきましょう。
主要メーカーのウォーターサーバー電気代比較
エコモードの有無や構造によって、電気代には各社で差があります。以下は代表的な機種の電気代目安です(各社公式発表・エコモード使用時)。
| メーカー・機種 | 月あたりの電気代目安 |
|---|---|
| FRECIOUS dewo(フレシャス デュオ) | 約306円〜 |
| Smartプラス | 約465円〜 |
| FRECIOUS dewo mini(フレシャス デュオ ミニ) | 約454円〜 |
| エブリィフレシャス(トール/トール+カフェ) | 約360円〜 |
| エブリィフレシャス(ミニ) | 約410円〜 |
FRECIOUS dewoは業界最安クラスの電気代を誇り、最新のエコ機能搭載により従来機種に比べて約1/3の消費電力を実現しています。ただし、電気代の安さだけでウォーターサーバーを選ぶのはおすすめできません。水のボトル代・サーバーレンタル代を含めた「トータル月額」で比較することが、コスパを見極める最大のコツです。
比較の際は「JDSA基準」に注目
各メーカーが発表する電気代の測定条件は統一されていないことがあるため、比較する際は日本宅配水&サーバー協会(JDSA)が定める測定基準に基づいた数値かどうかを確認すると、より公平な比較ができます。
ほかの家電と比べてウォーターサーバーの電気代は高いのか
「水を冷やしたり温めたりするなら、電気ポットやケトルの方が安いのでは?」と思う方も多いはずです。しかし、水の加熱や冷却に多くの電力を消費しそうなウォーターサーバーですが、各メーカーの工夫や省エネ機能の搭載により、実際にかかる電気代はかなり良心的です。機種によっては電気ポットや電気ケトルよりも安い電気代で使えることがわかっています。
これは、電気ポットや電気ケトルが使うたびにゼロから沸騰させるのに対し、ウォーターサーバーは一定の温度を保つだけで済むため、トータルで見ると効率が良いケースがあるためです。何度もお湯を沸かし直す家庭ほど、ウォーターサーバーに切り替えるメリットが電気代の面でも出やすいといえます。
ウォーターサーバーの電気代を節約する6つの方法
コンセントは絶対に抜かない
節電というと「使わないときは電源を切る」がセオリーですが、ウォーターサーバーは逆効果になります。電源を切ると再稼働時に再加熱・再冷却の電力が余分にかかるため、基本的に電源は入れたままにしておくとよいでしょう。
コンセントを抜くと、再度差し込んだ時に冷えたり温まったりするまでの時間が長くなり、その間の消費電力が増加して結果的に電気代が高くなってしまいます。
設置場所を工夫する
ウォーターサーバーが壁やテーブルに近すぎると、熱がこもって冷却効率が悪くなり、消費電力が増えて電気代が高くなってしまいます。壁や家具から10〜15cmほど離して放熱スペースを確保しましょう。
直射日光や高温多湿を避ける
直射日光が当たると本体の温度が上がり、冷却効率が低下します。多くの機種で採用されているペルチェ式のウォーターサーバーは冷却が遅く、直射日光がさらに冷却を遅くするため、室内の涼しい場所に設置するのがおすすめです。床暖房の上に置くのも避けましょう。
エコモード・スリープ機能を活用する
最近のウォーターサーバーには、電気代を抑えるためのエコモードやスリープ機能が搭載されています。代表的な仕組みは次の3つです。
- スリープ機能(光センサー):部屋が暗くなると自動で温水ヒーターをオフにする
- 温水温度の低減:温水を通常の80〜90℃から70℃前後に下げて消費電力を抑える
- デュアルタンク構造:冷水タンクと温水タンクを分離し、無駄な熱干渉をなくす
エコモードをうまく使えば、通常モードと比べて2〜5割ほど電気代を節約できるケースが多いとされています。
背面のほこりを定期的に掃除する
放熱部分にほこりがたまると冷却効率が落ち、余計な電力を消費する原因になります。定期的なお手入れで放熱効率を保ちましょう。
長期不在時は水抜きしてコンセントを抜く
長期間家を空ける場合に限っては、水抜きをしたうえでコンセントを抜くという対応も選択肢になります。日常的な短時間の外出とは異なり、長期不使用時は例外的な対応として検討しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. ウォーターサーバーの電気代は1ヶ月でいくらが目安ですか?
A. 一般的な目安は月300〜1,000円程度で、平均は月500〜600円台に収まる機種が多くなっています。エコモード搭載機種であれば、さらに抑えられる傾向にあります。
Q2. 卓上型はスタンド型より電気代が安いですか?
A. 卓上型は電気代が安いイメージがありますが、実際には1ヶ月あたりの電気代はスタンド型と同じかそれより高い傾向にあるとされています。設置スペースの制約がない限り、電気代だけで卓上型を選ぶ積極的な理由は少ないといえます。
Q3. 電気代を節約するために電源を切ってもいいですか?
A. 基本的にはおすすめできません。再加熱・再冷却の際に余分な電力がかかるうえ、衛生面にも影響する可能性があるため、通常はコンセントを差したまま使用しましょう。
Q4. オートクリーン機能があると電気代は上がりますか?
A. サーバー内を熱湯で循環させて雑菌を除去するオートクリーン機能は、紫外線除菌タイプや抗菌材タイプに比べて消費電力が大きくなる傾向があります。衛生面の安心感とのバランスで選びましょう。
まとめ
ウォーターサーバーの電気代は、平均すると月500〜600円程度で、多くの機種が1,000円未満に収まります。冷蔵庫と同じように常時稼働させる家電のため、コンセントを抜かず、設置場所やエコモードの活用によって電気代をさらに抑えることが可能です。
導入を検討する際は、電気代単体ではなく、水代やサーバーレンタル代を含めた「トータル月額」で比較することが、後悔しないウォーターサーバー選びのポイントです。本記事を参考に、ライフスタイルに合った1台を選んでみてください。
