昔から
・結婚式は大安吉日が良い
・葬式は友引を避けると言ったように、何かをするときは
縁起を担ぐことが多いと思います。
最近は、引っ越しで縁起を担ぐことは少なくなりましたが、
実は、引っ越しにも縁起の良い日、悪い日はあります。
このページは、引っ越しにまつわる縁起について
詳しくご紹介していきます。
Contents
引っ越しで縁起の良い日はいつ?
引っ越しをするうえで最も縁起の良い日と言われている日は
下記の3つです。
年に数日しかない最も縁起の良い日「天赦日」
読み方は「てんしゃにち」または「てんしゃび」と読みます。
読んで字のごとく「天が万物の罪を赦(ゆる)す日」とされ、
暦の中で最も縁起の良い日です。
天赦日は季節と日の干支で決まり、年に5回または6回しかありません。
ネット等で、「天赦日 ○年(調べたい年)」と検索すると
いつが天赦日かわかります。
何事を始めるにも良い日「一粒万倍日」
読み方は「いちりゅうまんばいび」または「いちりゅうまんばいにち」と
読みます。
「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になると言う意味で、
何事を始めるにも良い日と言われています。
ただし、借金等をすることは、苦労の種が万倍になるということで
凶とされています。
一粒万倍日は数が多いため、暦注と重なることが多く、
吉日と重なった場合は、一粒万倍日の効果が倍増すると言われています。
上記で紹介した天赦日と重なることもあり、その日は、
最も縁起の良い日と言われる天赦日の中でも特に
吉日と言われています。
六曜の中で最も縁起の良い「大安」
「縁起の良い日」と言うと、すぐに大安を
思い出すのではないでしょうか?
カレンダーの隅に書かれている大安や仏滅などを
六曜と言うんですが、引っ越しにおいても
最も縁起の良い日は大安吉日です。
引っ越しで縁起の悪い日はいつ?
引っ越しをするうえで縁起の悪い日と言われている日は
下記の2つです。
最も有名な縁起の悪い日「仏滅」
縁起の悪い日の代名詞と言っても過言ではない
仏滅は引っ越しにおいても縁起の悪い日です。
ただし、引っ越しにおいて最も縁起の悪い日は
仏滅ではありません!!
引っ越しで最も縁起の悪い日「赤口」
仏滅よりも引っ越しで最も縁起の悪い日と言われているのが
赤口です。
赤口は「赤」の字が血、火災、刃物など、「死」を連想させるものが
多いことから、仏滅よりも不吉な日と言われています。
六曜別縁起が良い日ランキング
暦注の中で有名な六曜について、その意味合いと
引っ越しをするうえで縁起が良い日について
ランキング形式にまとめてみました。
1位 大安
何事においても吉の日。
成功しないことはない日とされ、
六曜の中で最も縁起の良い日です。
2位 先勝
万事に急ぐことが良いとされる日。
午前中は吉、午後2時から6時までは凶と言われています。
そのため、午前中に引っ越しをするのがベストです。
3位 友引
勝負事で何事も引き分けになる日。
午前中は吉、昼は凶、夕方は大吉と言われています。
そのため、午前中もしくは夕方からの引っ越しに向いています。
4位 先負
万事に平静であることが良いとされる日。
午前中は凶、午後は吉と言われています。
そのため、午後に引っ越しをするのがベストです。
5位 仏滅
六曜の中で最も凶の日。
以前は「物滅」と言われており、
古いものが滅びて、新しく始まる日とされ、
物事を始めるには良い日と解釈される場合もあります。
6位 赤口
陰陽道の「赤舌日」という凶日に由来する日。
午前11時ごろから午後1時ごろまでが吉で、それ以外は凶と言われています。
上記のとおり血、火災、刃物など、「死」を連想させる日のため、
引っ越しにおいては、最も縁起の悪い日です。
日だけではなく、月にも引っ越しの縁起が良い・悪いがある
古くからの言い伝えで「1月、5月、9月の引越しは縁起が悪い」と
言われています。
理由は諸説あるようですが、
仏教の宗派の一つの大祭に「正五九祭(しょうごくさい)」と
言うのがあります。
1月はお正月、5月は田植え、9月は稲刈りと言う大きな行事のある
忙しい時期に皆に手伝ってもらって引っ越しをするなんて罰当たりだ!!
と言うことで、縁起が悪いと言われています。
縁起が悪い日の引越しでも縁起を良くする方法
縁起が良い日に引っ越しをしたいけれど、スケジュールの都合で
どうしても縁起が悪い日に引っ越しをしなければいけない時もあると思います。
そんなときでも大丈夫!!
実は、縁起が悪い日の引っ越しでも、縁起を良くする方法があります。
万年青(おもと)と言う縁起の良い植物を用意する
引越しの際に万年青(おもと)という植物を
一番最初の荷物として新居に入れると縁起がよいと昔から言われています。
そして、北東(鬼門)に万年青(おもと)を置くことで、鬼門から
流れてくる悪い気を防いでくれると言われています。
徳川家康公が江戸に移られるのに先だって、その居城の新築を祝して
献上された万年青(おもと)を真っ先に持ち込み、床の間に飾ったことが
由来とされています。
本来は引っ越しを控えている友人・知人に贈るものですが、自分で購入しても
特に問題ありません。
新居で先に一晩過ごす
家主が引っ越し日より前に縁起の良い日に新居で一晩過ごすことで、
その日を引っ越し日にすることができます。
一部の荷物を先に新居にうつしておく
新居で先に一晩過ごすと同様に縁起の良い日に
一部の荷物を新居に運びこむことで、その日が
引っ越し日にすることができます。
縁起の良し悪しは引っ越し料金に影響する?影響しない?
上記で紹介した天赦日、一粒万倍日については、
引っ越しをするうえで非常に縁起の良い日ですが、
引っ越し料金に影響はしてきません。
引っ越し料金に影響を与えるのは六曜です。
やはり縁起の良いとされる大安は人気が高いため、
引っ越し料金も高く、逆に仏滅や赤口は人気が低いため
引っ越し料金が安くなる傾向にあります。
しかし!!
繁忙期の場合は、たとえ縁起の悪い日でも引っ越し料金は高くなりますし、
閑散期の場合は、たとえ縁起の良い日でも引っ越し料金は安くなります。
そのため、安く引越しをしたいと考えているのであれば、
繁忙期か閑散期かを、まずは検討し、その後にどの日に
引越しをするかを検討することをオススメします。
また、もしも引っ越し料金を安くしたいのであれば、
複数業者から見積りをとって価格を
比較することが重要です。
でも、そもそもどういう引越し業者があるかも
わからないですし、何より手間ですよね?
そんな時はネットでの一括見積もりがオススメです。
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ここで取った見積り業者2~3社と交渉することで、
さらに引越し料金を安くすることができます。
引っ越しするときは、ぜひ試してみてください。