「掃除 収納」と検索した方の多くは、「物が多くて、掃除のたびに片付けが必要になる」「掃除道具の置き場所に困っている」「掃除しやすい収納のコツを知りたい」「収納の中自体の掃除はどうすればいいの?」といった悩みをお持ちではないでしょうか。
掃除と収納は、実は切っても切れない関係にあります。収納の仕方次第で、掃除にかかる時間も手間も大きく変わるからです。
本記事では、掃除と収納の関係から、掃除しやすい収納の基本原則、場所別の具体例、掃除道具の収納方法、洗剤の安全な保管、収納の中の掃除のしかたまで、わかりやすく解説します。
なぜ「掃除」と「収納」はセットで考えるべき?

床に物が多いと、掃除のたびに手間が増える
掃除機をかけているとき、床に物が散らかっていると、いったん掃除機を止めて、床の物を片付けて、また掃除機をかける、という作業が発生し、非常に手間がかかります。普段から、床に物を置かないよう、壁に掛けたり、棚の上や扉の中にしまったりするタイプの収納をメインにすれば、床置きの物を大きく減らせます。
掃除道具の収納場所が遠いと、掃除が後回しになる
「掃除道具をしまっている場所が遠い」「出すのが面倒」という状態では、気になった汚れをすぐに拭くことができません。どんなものでも、すぐに使える状態にしておくことが、掃除のモチベーションを上げることにつながるとされています。
収納と掃除の好循環
| 状態 | 結果 |
|---|---|
| 物が少なく、定位置が決まっている | 掃除前の片付けが、ほぼ不要になる |
| 掃除道具をすぐ取り出せる | 汚れに気づいた瞬間に、掃除できる |
| 収納の中も、定期的にお手入れしている | ホコリやカビを防ぎ、清潔を保てる |
収納を見直すことは、掃除の負担を減らす、最も効果的な近道の一つです。
掃除しやすい収納の5つの基本原則

原則1:床に直接、物を置かない
床に物があると、その周りにホコリが溜まり、掃除のたびに移動が必要になります。バッグは、壁にフックを付けて掛けたり、スツールの上に置いたりする、読みかけの雑誌や出しっぱなしになりがちな細かい物は、ラックや棚の一角にトレーを設置して、ざっくり入れるようにするなど、まとめる収納にすることで、床置きを減らせます。
原則2:「浮かせる収納」を取り入れる
浮かせる収納とは、洗剤やシャンプーなどのボトルを、直接床に置かず、吊るすなど、宙に浮いた状態で管理する方法です。この方法には、次のような効果があります。
- ボトルに付着する水垢やぬめりを、予防できる
- 物の周囲に溜まるホコリを、防げる
- 物を移動せずに、拭き掃除ができる
吸盤、フック、マグネットを使い、壁面などを利用して、空間を有効活用する方法で、水回りの物を浮かせることで、水切れが良くなり、ぬめりの予防にもなります。
原則3:物の「定位置」を決める
使った物を戻す場所が決まっていれば、散らかりにくくなります。収納を増やす前に、まず物を減らして、取り出しやすさを優先しましょう。使用頻度の高い物ほど、手の届きやすい高さに置くのが基本です。
原則4:収納は「詰め込みすぎない」
収納の中が満杯だと、空気の流れが悪く、湿気やホコリがこもり、カビや臭いの原因になります。収納量の7割程度を目安にすると、出し入れがしやすく、掃除もしやすくなります。
原則5:使う場所の近くに収納する
トイレ用のシートはトイレに、洗面所のクロスは洗面台の下に、玄関のほうきは玄関に、というように、使う場所の近くに道具を置くと、気づいたときにすぐ掃除ができ、汚れを溜めにくくなります。
場所別・掃除しやすい収納のコツ

リビング・部屋全体
- 床置きの家具や物を、減らす(ラックや棚は、壁面を活用)
- 収納家具は、脚付きや、床から浮いたタイプにすると、下にフロアワイパーやロボット掃除機が入る
- コード類は、まとめて、床に這わせない
- 小物はトレーや、カゴで、ざっくり収納
床の物を減らせば、掃除機を、ひと続きにかけられます。


キッチン
- 調味料や、調理器具は、吊るす、またはラックに置く
- シンク下の収納は、湿気がこもるため、定期的に開けて換気する
- 排水口まわりに、スポンジや洗剤を直接置かない(浮かせる収納を活用)
- コンロまわりに、物を出しっぱなしにしない(油はねの掃除が大変になる)

浴室
- シャンプーやボディソープは、床に置かず、ラックや、シャワー掛けに引っ掛ける収納に
- 洗面器や椅子は、壁に引っ掛けて、乾燥させる
- 使用後は、水気を切って、浮かせる
浴室では、洗剤やシャンプーなどのボトルを直接床に置かず、浮かせて管理すると、水垢やぬめりを予防できます。ステンレス製のシャワーラックなど、シャワー掛けに引っ掛けるだけで使える製品は、マグネットが壁につかない家でも、使いやすいとされています。

洗面所
- 歯磨き道具は、棒に吊るして収納すると、台の周りがすっきりする
- 掃除機を壁に引っ掛けて、床から浮かせて保管する方法もある
- ドライヤーや、ヘアアイロンなどは、壁面に引っ掛けて収納
洗面所に掃除機があれば、ドライヤーを使ったあとに、床の髪の毛をさっと回収できます。

トイレ
- トイレブラシや、掃除用品は、床置きにせず、浮かせる
- 予備のトイレットペーパーは、棚に収納して、床置きを避ける
- つっぱり棒や、ブックエンドなどで、浮かせる収納を作る
トイレの床置きを、100円ショップのグッズで浮かせれば、掃除のたびに物をどける手間がなくなります。たとえば、100円ショップの伸縮式つっぱり棒は、耐荷重が約1kgの製品もあるため、重い物を吊るさないよう、耐荷重の確認が必要です。

玄関
- 靴は、下駄箱にしまい、出しっぱなしにしない
- 傘は、傘立てや、フックに掛けて、床置きを避ける
- ほうきと、ちりとりは、玄関ドアの近くに、吊るす
玄関の掃除道具を吊るす収納にすると、サッと取り出して、砂ぼこりをその場で掃けます。

掃除道具の収納方法

基本は「吊るす収納」
掃除道具の収納で一番多いのが、「吊るす収納」で、取り出しやすさナンバーワンといわれています。ホコリ取りのダスターや、フロアワイパーなどは、あらかじめ紐を通す穴が空いているものも多く、吊るして保管できます。好きな位置に吊るせるので、各自の背の高さに合わせて、誰もが取り出しやすくなる点も利点です。

道具別・収納のアイデア
| 道具 | 収納アイデア |
|---|---|
| ほうき・ちりとり | フックで吊るす、スタンドに立てる |
| フロアワイパー・モップ | 壁に引っ掛ける、柄の穴にフックを通す |
| ハンディモップ・ダスター | 玄関やリビングの壁に、吊るす |
| 掃除機 | 充電台と一緒に、取り出しやすい場所に置く。壁掛けも可能 |
| ブラシ・スポンジ | 浴室やシンクの、浮かせる収納で水切れを良くする |
| クロス・雑巾 | 使用後は、洗って乾かして、カゴやケースにまとめる |
| スプレーボトル | 使う場所の近くに、ラベル付きで収納 |
コードレス掃除機は、充電が切れていると、次に使おうとしたときに、やる気が失われるため、充電台に置き、常に充電しておく工夫が、紹介されています。
「お気に入りの道具」を「すぐ手に取れる場所」に
掃除道具は、見た目や使いやすさが気に入ったものを選び、見える場所に置いておくと、掃除への抵抗感が下がります。出しっぱなしにしても、気にならないデザインのものを選ぶのが、ポイントです。
掃除道具は最小限に絞る
掃除道具が多すぎると、収納が増え、管理も大変になります。掃除道具を最小限に絞り、100円ショップのグッズで、浮かせる収納を作れば、掃除の手間も半減するとされています。
洗剤・薬剤の安全な収納

基本ルール
- 子どもやペットの手の届かない場所に、保管する
- 直射日光や、高温になる場所を避ける
- 元の容器のまま保管し、詰め替える場合は、ラベルを必ず貼る
- 「まぜるな危険」と表示された塩素系と、酸性の製品は、離して保管する
酸性のクエン酸や酸性洗剤と、塩素系の漂白剤などが、万が一、混ざると、有毒な塩素ガスが発生する危険があります。同じ棚でも、段を分けるなど、取り違いや、漏れによる混合を防ぎましょう。
特に注意が必要なもの
| 製品 | 保管上の注意 |
|---|---|
| 塩素系漂白剤・カビ取り剤 | 酸性製品と離す。子どもの手の届かない所に |
| 酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウムなど) | 密閉容器に移し替えない(ガスが発生し、破裂するおそれ)。高温多湿を避ける |
| アルコール・エタノール | 火気や高温を避ける。常温でも引火するおそれがあるため、火気の近くに置かない |
| エアダスター(可燃性のもの) | 火気、直射日光を避ける |



100均グッズで作る浮かせる収納と、賃貸での注意点

活用できるアイテム
- つっぱり棒(浴室、トイレ、洗面台の下など)
- 吸盤フック・マグネットフック
- 粘着フック・ワイヤーネット
- ブックエンド・ラック
100円ショップには、物を浮かせるためのグッズが数多くあり、特にキッチン、洗面所、お風呂場で使うアイテムが注目されています。
注意点
- 耐荷重を守る:製品ごとの耐荷重を確認し、重い物を掛けすぎない
- 壁の素材を確認する:吸盤やマグネットは、壁の素材や、表面の状態(凹凸、汚れ)によって、使えない場合がある
- 賃貸では原状回復に注意する:壁や柱に傷や、粘着跡が残らないタイプを選び、貼る前に目立たない場所で試す
- 湿気に注意する:水回りでは、錆びにくい素材(ステンレスなど)を選ぶ
収納の中の掃除のしかた

掃除の基本の流れ
- 収納の中の物を、すべて取り出す
- 不要なもの、期限切れのものを処分する
- 上から下へ、掃除機やハンディモップで、ホコリを取り除く
- 固く絞った布や、中性洗剤を薄めた水で、拭き掃除をする
- 完全に乾かしてから、物を戻す
水拭きの後に、水分が残っていると、カビの原因になるため、必ず、乾拭きと自然乾燥で、仕上げます。
場所別・収納の中の掃除
| 場所 | ポイント |
|---|---|
| 下駄箱 | 靴を全部出して、砂やホコリを吸い取り、拭いて乾かす。除湿・消臭対策も |
| クローゼット・押入れ | 湿気がこもりやすいため、換気と除湿剤の交換を、定期的に |
| キッチンのシンク下 | 水漏れや湿気に注意し、物を出して拭き、換気する |
| 冷蔵庫 | 庫内の食品を整理し、棚や壁面を拭く。詰め込みすぎない |
| 洗面台の下 | 洗剤や、ストックを出して、拭き掃除、湿気を飛ばす |
掃除の頻度の目安
| 場所 | 頻度の目安 |
|---|---|
| 収納の表面・棚の上のホコリ取り | 月1回程度 |
| 下駄箱の拭き掃除 | 月1回程度 |
| 下駄箱・クローゼットの全出し掃除 | 年2〜3回 |
| キッチン・洗面台下の拭き掃除 | 月1回〜数か月に1回 |
| 掃除道具の収納場所の見直し | 半年に1回程度 |
掃除と収納に関するよくある質問(FAQ)

Q. 掃除道具は、どこにまとめて収納するのがいいですか?
A. 1か所にまとめるより、使う場所の近くに分けて置くほうが、すぐ掃除に取りかかれます。玄関にはほうき、洗面所にはクロスやハンディモップというように、場所ごとに最低限の道具を、置きましょう。


Q. 浮かせる収納は、賃貸でもできますか?
A. つっぱり棒や、壁を傷つけにくい粘着タイプなど、賃貸向けのアイテムを使えば可能です。壁の素材や、原状回復の条件を、事前に確認しておきましょう。
Q. 物が多くて、収納しきれません。どうすればいいですか?
A. 収納を増やす前に、まず物を減らすことが基本です。使っていない物、期限切れの物、重複している物を、見直しましょう。収納は、7割程度に収めると、掃除もしやすくなります。
Q. 洗剤はまとめて、同じ場所に保管してもいいですか?
A. 同じ場所でも、段を分けるなどして、塩素系と酸性の製品は、離して保管しましょう。また、子どもやペットの手の届かない場所に、保管してください。
Q. 掃除機は、どこに置くのがおすすめですか?
A. すぐ取り出せる場所が、おすすめです。コードレス掃除機は、充電台に置いておくと、すぐ使えます。洗面所や、廊下の壁に引っ掛けて、床から浮かせて保管する方法もあります。
まとめ

掃除と収納は、切っても切れない関係にあります。床に物を置かない、浮かせる収納を取り入れる、物の定位置を決める、収納を詰め込みすぎない、使う場所の近くに収納するという5つの原則を押さえるだけで、掃除前の片付けの手間を、大きく減らせます。掃除道具は、吊るす収納で、すぐ取り出せるようにし、お気に入りの道具を、使う場所の近くに置くと、掃除のハードルが下がります。
また、洗剤や薬剤は、子どもやペットの手の届かない場所に、塩素系と酸性を離して保管するなど、安全面にも配慮しましょう。収納の中も、定期的に出して、拭いて、乾かすことで、ホコリやカビを防げます。収納を見直して、掃除がラクになる、気持ちのいい住まいをつくっていきましょう。


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