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実は高い低価格住宅(ローコスト住宅)に要注意!

大手ハウスメーカーは高い!
低価格住宅(ローコスト住宅)は安い!

と、よく言われますが、本当にそうでしょうか?

確かに低価格住宅(ローコスト住宅)は
最初に提示される金額は安いです。

しかし、目に見えない維持管理費を
考慮すると、実は低価格住宅(ローコスト住宅)の方が、
高い場合もあります。

このページでは、実は割高な低価格住宅(ローコスト住宅)
を購入しないための注意点について、ご紹介します。

Contents

オプション仕様で高くなる

家の仕様は大きくわけて
・標準仕様
・オプション仕様

の2種類にわけられます。

住宅展示場などに行くとハウスメーカーの営業さんから「こちらは標準仕様です。」「これは標準仕様ではありませんが、オプション仕様で可能です。」などと言った言葉を聞くことがあると思います。会話の中で、当たり前のように「標準仕様」「オプション仕様」と使われますが、この仕様って一体なんなんだろう?何が違うんだろう?と疑問に思ったことはないでしょうか。メーカー選びで失敗しないために仕様について知ることは、非常に重要です。そこで、このページでは、標準仕様とオプション仕様の違いについて詳しくご説明します。標...
標準仕様とオプション仕様の違いとは?メーカー選びで失敗しないために - 住まい暮らし応援サイト

標準仕様とは、その名のとおり標準的な仕様のことです。
ハウスメーカーが用意したものに何も追加しなければ、
全て標準仕様の家となります。

住宅展示場などに行くとハウスメーカーの営業さんから「こちらは標準仕様です。」「これは標準仕様ではありませんが、オプションで可能です。」などと言った言葉を聞くことがあると思います。会話の中で、当たり前のように「標準仕様」と使われますが、この標準仕様って一体なんなんだろう?と疑問に思ったことはないでしょうか。このページでは、家造りをするうえで知っておくべき用語の1つ「標準仕様」について詳しくご説明します。標準仕様とは標準仕様とは、その名のとおり標準的な仕様のことで、住宅に必要なものは、あらかじめ仕...
標準仕様とは?標準仕様を調べてメーカー選びの参考にしよう - 住まい暮らし応援サイト

オプション仕様とは、別途費用を出して
設備を追加したり、仕様を変えてもらうことです。

住宅展示場などに行くとハウスメーカーの営業さんから「こちらは標準仕様ではありませんが、オプションで可能です。」などと言った言葉を聞くことがあると思います。会話の中で、当たり前のように「オプション仕様」と使われますが、このオプション仕様って一体なんなんだろう?と疑問に思ったことはないでしょうか。このページでは、家造りをするうえで知っておくべき用語の1つ「オプション仕様」について詳しくご説明します。オプション仕様とはメーカーごとに標準仕様として、ある程度仕様は決まっていますが、別途オプション費用を...
オプション仕様とは?仕様を調べてメーカー選びの参考にしよう - 住まい暮らし応援サイト

低価格住宅(ローコスト住宅)は、
大手ハウスメーカーよりも、
標準仕様のグレードを下げることで、
低価格を実現しています。

標準仕様のままであれば、
かなり格安でマイホームを手に入れることができます。

しかし、一生に一度の高い買い物「夢のマイホーム」なので、
打ち合わせしていく中で
あれもこれもと、どうしてもオプションを
追加してしまいます。

結果、最終見積り時には、
大手ハウスメーカーで建てた場合と同じ金額、
もしくは、それ以上の高額になってしまう可能性もあります。

火災保険料が高くなる

火災保険料は家屋の構造によって金額が変わります。

・コンクリート造
・コンクリートブロック造
・鉄骨造
・レンガ造
・石造

の家は耐火構造の住宅のため、
火災保険料が安くなります。

木造住宅の場合でも

・外部からの延焼防止
・各室防火
・他室への延焼遅延

上記3つの特徴を持つ省令準耐火構造の住宅であれば
耐火構造の住宅と見なされ火災保険料は
安くなります。

しかし、上記3つの特徴を持っていない木造住宅の場合、
非耐火構造の住宅と見なされ、耐火構造の住宅と比べて、
月々の火災保険料を倍以上支払わなければいけなくなります。

光熱費が高くなる

低価格住宅(ローコスト住宅)と
大手ハウスメーカーが造る住宅を比べると、

・角の処理の有無(危なくないか)
・吊り戸
・ドアストッパー

など、多少はありますが、基本的に
間取り・デザイン性など、目に見える部分については、
そこまで差はありません。

それに目に見える部分については、
別途費用は掛かりますがオプションをつけることで、
カバーすることも可能です。

その代わり、断熱材や気密性など目に見えない部分で
大きく差が出ます。

一生に一度かもしれない家づくりは、絶対に失敗したくないですよね。マイホームの新築・購入で失敗しないためには、住宅メーカーの営業トークに騙されないだけの 知識を身に付けるしかありません!このページでは断熱性に優れた光熱費の安い省エネ住宅に住むために必要な知識についてご紹介します。断熱性が優れいてると何が良いの?断熱性の低い住宅だと、冬は室温が上がりにくく、上がっても、すぐに温度が下がってしまうため、快適に生活したいと思ったら常に暖房を付けていないといけません。そのため、毎月の光熱費が、どうしても...
断熱性に優れた光熱費の安い省エネ住宅に住むために確認すべきこと - 住まい暮らし応援サイト

その結果、同じ大きさの部屋であっても
断熱性が全く違うため、エアコン・ヒーターなどの
使用量に差が出ます。

月々の光熱費は2千円から3千円、年間3万円程度変わってきます。
少額と言えば少額ですが、30年間で約90万円も
変わってきます。

固定資産税が高くなる

毎年1月1日時点で土地・建物を所有していると
固定資産税が掛けられます。

そして、固定資産税は

課税標準額×1.4%(標準税率)=固定資産税額

で算出されます。

高級な住宅ほど課税標準額も高くなるため、
普通に考えると低価格住宅(ローコスト住宅)の方が
固定資産税が安くなりそうです。

しかし、2020(新元号2)年3月31日までに
新築された住宅は、固定資産税が半分に減額される特例があります。

もちろん低価格住宅(ローコスト住宅)でも
減税が適用され、3年間は建物に掛けられる
固定資産税は半額になります。

ただし、認定住宅の1つである長期優良住宅の場合、
減額期間が更に2年間追加され、合計5年もの間、
固定資産税が半額になります。

不動産を購入すると・固定資産税・不動産取得税・登録免許税など、様々な税金がかかります。しかし、マイホームの場合、条件を満たすことで、特例を受けることができます。このページでは、それらの特例のうち、固定資産税の特例について詳しくご紹介します。固定資産税とは固定資産税は毎年1月1日時点で土地・住宅などの不動産を所有している人に対してかけられる税金です。所有者である限り毎年課税されます。固定資産税は、1年分がまとめて課税されますが、1回で全額を納付する必要はなく、原則として年4回にわけて納付します。なお...
居住用の住宅・敷地は固定資産税が減額される 長期優良住宅だと更にお得 - 住まい暮らし応援サイト

メンテナンス料が高くなる

低価格住宅(ローコスト住宅)は、
建物価格を抑えるため、安い部材で建てています。

そのため、初期投資は安くて済みますが
10年後、20年後のメンテナンス費用は、
高くつきます。

マイホームを建てようと住宅展示場などを回っていると住宅メーカーの営業マンから「うちは保証が充実しています!!」「○年間おきに点検します!!」「○年間メンテナンス保証をしています!!」などなどアフターサービスが充実していることをアピールされると思います。ただ、ちょっと待ってください!!その言葉を、そのまま鵜呑みにしてしまうと「アフターサービスが充実している!」と感じると思いますが、そうとらえるのは非常に危険です!!このページでは、それぞれの意味と注意点について、ご紹介しています。保証とは保証とは、何か住宅に...
保証・点検・メンテナンスの違いに注意!アフターサービスは本当に充実してる? - 住まい暮らし応援サイト

大手ハウスメーカーの場合、メンテナンス費用は、
10年に1度の防蟻処理のみが必要で30年間で20万円ほどで済みます。

しかし、低価格住宅(ローコスト住宅)の場合、10年ごと

・屋根塗装
・外壁塗装
・バルコニー防水
・板金塗装
・防蟻処理

などのメンテナンスが必要になります。
試算によると30年間で540万円ほど
メンテナンスに必要になります。

マイホームの購入にかかる費用は土地代+建物代+諸経費(登記費用など)=マイホーム費用総額で計算する事ができます。通常、家を購入する際は、上記の金額をもとに住宅ローンを、いくら借り入れ、月々いくらずつ返済していけば良いかを計算していきます。そして、「月々の返済額が、これくらいなら大丈夫そう!」と思いがちです。確かにマイホームそのものに掛かる費用は、上記の計算式で算出できますが、マイホームに掛かる費用は目に見えるものだけが全てではありません。マイホームを建てると・土地代・建物代・諸経費の他にも様...
マイホーム購入時に見落としがちな費用とは - 住まい暮らし応援サイト

まとめ

低価格住宅(ローコスト住宅)の初期費用は確かに安いです。

しかし、10年後、20年後にかかる費用である
「ライフサイクルコスト(LCC)」(光熱費、メンテナンス費などの総称)
も含めて計算すると、決して安いわけではありません。

むしろ高くつく場合もあります。

安かろう悪かろうの住宅を間違って購入しないように、
住宅の性能と金額のバランスを、よく考慮して
購入しましょう。

そのためにも、まずは展示場・工場見学・完成見学会などに参加して、
住宅に関する知識をしっかりと身につけましょう。

マイホームを建てたい!と思ったら、とりあえず近くにある住宅展示場に行って実物を見てみよう!と思う方が多いのではないでしょうか?しかし、いざ住宅展示場に行くとなると・何か必要なものはあるのか?・交渉前に取り返しのつかない行動をしてしまわないか?・無理矢理契約させられたりしないか?・見学後しつこく営業をかけられないか?などなど不安に思う事もあると思います。そこで、このページでは住宅展示場に行く時に注意するべき8つのポイントについて、ご紹介します。とりあえず行ってみることが大事家を購入しようと思った...
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