引っ越しの荷造りを始めようとしたとき、多くの方が最初につまずくのが「ダンボールをどれくらい用意すればいいのか」という疑問です。
「何枚くらい必要なのか見当がつかない」「無料で手に入れる方法はあるのか」「サイズはどう選べばいいのか」こうした悩みを抱えている方は少なくありません。
ダンボールの準備が不足していると、荷造りの途中で慌てて買い足すことになったり、逆に余りすぎて処分に困ったりすることもあります。また、サイズの選び方や梱包の仕方を誤ると、荷物の破損や運搬時のトラブルにつながる可能性もあります。
この記事では、引っ越しに必要なダンボールの枚数目安、入手方法、サイズの選び方、梱包のコツまで、初めて引っ越しをする方にもわかりやすく解説していきます。
引っ越しに必要なダンボールの枚数目安

世帯人数別の必要枚数
引っ越しに必要なダンボールの枚数は、世帯人数や荷物量によって大きく異なります。一般的な目安は以下の通りです。
| 世帯人数 | 必要枚数の目安 |
|---|---|
| 単身(荷物少なめ) | 10〜15枚 |
| 単身(荷物多め) | 15〜25枚 |
| 2人暮らし | 25〜40枚 |
| 3〜4人家族 | 40〜70枚 |
| 5人以上の家族 | 70枚以上 |
引っ越し業者の多くは、契約時に基本プランの中で一定枚数のダンボールを無料提供しています。ただし、荷物量が想定より多い場合は、追加で購入または自分で調達する必要が出てくることもあります。

荷物量によって変動する理由
同じ人数であっても、本や食器のように重いものが多い世帯と、衣類や布製品が中心の世帯とでは、必要なダンボールの枚数や種類が変わってきます。事前に部屋を見渡し、大まかな荷物量をイメージしておくと、必要枚数を見積もりやすくなります。
ダンボールのサイズと選び方

主なサイズ規格
引っ越し用のダンボールには、主に以下のようなサイズ規格があります。
- Sサイズ(小):本や食器、CD・DVDなど重量物向け
- Mサイズ(中):衣類、雑貨、キッチン用品など汎用性の高いサイズ
- Lサイズ(大):かさばるが軽いもの(タオル、ぬいぐるみ、季節用品など)向け
サイズ選びの基本ルール
重いものほど小さいサイズのダンボールに詰めるのが基本です。本や食器などをLサイズの大きな箱に詰めてしまうと、持ち上げる際に重量が集中し、底が抜けたり、運搬作業員の負担が大きくなったりする原因になります。逆に、衣類やぬいぐるみなど軽いものは、Lサイズにまとめて詰めることで梱包の効率が上がります。
ダンボールの入手方法

引っ越し業者から無料でもらう
多くの引っ越し業者では、契約時に一定枚数のダンボールを無料で提供しています。追加が必要な場合も、業者によっては当日まで無料で追加してもらえるケースがあるため、契約時に確認しておくとよいでしょう。
スーパー・ドラッグストアでもらう
近隣のスーパーやドラッグストアでは、商品の搬入に使用したダンボールを無料で譲ってもらえることがあります。ただし、以下の点に注意が必要です。
- 食品を運んでいたダンボールは、匂いや汚れが付着している場合がある
- サイズや強度が不揃いなことが多く、梱包効率が落ちることがある
- 店舗によっては提供していない場合もあるため、事前に確認が必要
ホームセンター・通販での購入
サイズや強度を統一したい方には、ホームセンターやインターネット通販でのダンボール購入もおすすめです。梱包資材専門の通販サイトでは、引っ越し用のセット販売(ガムテープや緩衝材とのセット)も充実しており、まとめて揃えやすいというメリットがあります。
フリマアプリ・地域の掲示板を活用する
近年は、フリマアプリや地域情報掲示板(ジモティーなど)を通じて、引っ越しを終えた人から不要になったダンボールを譲り受けるという方法も広まっています。無料または安価で入手できる可能性があるため、時間に余裕がある方は検討してみる価値があります。
荷造りの効率を上げるダンボールの使い方

部屋ごと・カテゴリーごとに分けて梱包する
荷造りを進める際は、「キッチン用品」「衣類」「本・書類」のように、カテゴリーごとにダンボールを分けて梱包するのが基本です。新居での荷解き時に「どの箱に何が入っているか」がすぐにわかるため、作業効率が大きく向上します。
ダンボールへの表記ルール
梱包が終わったダンボールには、以下の情報を側面に明記しておくことをおすすめします。
- 新居での設置場所(例:キッチン、寝室、リビングなど)
- 中身の概要(例:食器類、冬服、書籍など)
- 取り扱い注意の有無(割れ物が入っている場合は「われもの注意」と明記)
上部だけでなく側面にも表記しておくことで、ダンボールが積み重ねられた状態でも内容を確認しやすくなります。
荷物を詰める際のコツ
- 箱の底には、ガムテープを十字またはH字に貼って補強する
- 重いものは箱の下段に、軽いものは上段に詰める
- 隙間には新聞紙やタオルなどを詰めて、荷物が動かないようにする
- 箱の中に隙間なく詰めすぎず、持ち上げられる重さに調整する
特に本や食器を詰めたダンボールは、詰めすぎると持ち上げられないほど重くなってしまうことがあるため、1箱あたりの重量が20kg程度を超えないよう調整すると安心です。
すぐに使うものは最後に梱包する

「すぐ使う箱」を作っておく
引っ越し当日から新居での生活が始まってすぐに必要になるもの(トイレットペーパー、タオル、洗面用具、充電器など)は、他の荷物とは別に「すぐ使う箱」としてまとめておくことをおすすめします。この箱には目立つ色のテープを貼るなど、ひと目でわかるように工夫しておくと、荷解き初日から慌てずに済みます。
ダンボールの処分方法

引っ越し業者による回収サービス
一部の引っ越し業者では、使用済みダンボールの回収サービスを提供している場合があります。契約時にこのサービスの有無を確認しておくと、新居でのダンボール処分の手間を省くことができます。
自治体のごみ回収ルールに従う
回収サービスがない場合は、各自治体の資源ごみ(古紙)回収ルールに従って処分する必要があります。自治体によって回収日や出し方(ひもで縛る、指定の場所に出すなど)が異なるため、新居の自治体のルールを事前に確認しておきましょう。
まとめ

引っ越しの荷造りをスムーズに進めるためには、ダンボールの適切な枚数・サイズの見極めと、効率的な梱包方法が欠かせません。本記事のポイントを振り返ります。
- 必要枚数の目安は単身で10〜25枚、家族(3〜4人)で40〜70枚程度
- 重いものはSサイズ、軽くてかさばるものはLサイズに詰めるのが基本ルール
- 業者からの無料提供、スーパー、通販、フリマアプリなど入手方法は複数ある
- 側面への表記や「すぐ使う箱」の準備が、荷解き時の効率を大きく左右する
ダンボールの準備と並行して、引っ越し業者選びも早めに進めておくことが、当日をスムーズに乗り切るポイントです。特に無料でダンボールを提供してくれるかどうかも、業者選びの比較ポイントのひとつになります。


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