住宅ローンについて調べる場合、
すぐに固定金利・変動金利について
調べると思います。
もちろん金利について調べるのも大事ですが、
返済方法の選択も重要です。
住宅ローンの返済方法には
・元金均等返済
・元利均等返済
の2種類の返済方法があります。
文字だけを見ると、「利」と「金」のたった1字しか違いませんが、
この1字が違うだけで、内容は全く異なります。
このページでは、
元利均等返済・元金均等返済の違いは何か?
そして、どちらの返済方法がお得なのか?
についてご紹介します。
Contents
元利均等返済とは
元利均等返済とは、元金と利息の合計(=毎月の返済金額)
が一定(均等)となる返済方法です。
そのため、図のように元金と利息の内訳は支払いが進むごとに
変わっていきますが、毎月の返済金額は変わらないのが特徴です。
元金均等返済とは
元金均等返済とは
元金の支払いが一定(均等)となる返済方法です。
一定の元金に利子分が上乗せされるため、図のように、
当初の支払いが最も多く、支払いが進むにつれ、
利子部分が減っていくため、それに伴い毎月の返済金額が減っていくのが特徴です。
月々の返済額を抑えたいなら元利均等返済
毎月の返済金額の内訳を見てみると
毎月の返済金額=元金+利息
となります。
元利均等返済は元金部分の支払いを抑えることにより、
毎月の返済金額を少なくしています。
例:元金10,000円+利息50,000=返済金額60,000円
それに対して元金均等返済は、元金部分の支払いが
均等(一定)のため、元利均等返済よりも
元金分、多く支払わなければいけません。
例:元金50,000円+利息50,000円=返済金額100,000円
住宅ローンを払いきる頃には、逆転して
元金均等返済の方が毎月の返済金額が少なくなりますが、
返済開始当初に関しては元利均等返済の方が
月々の返済負担が少なくて済みます。
そのため、月々の返済金額を抑えたいなら
元利均等返済がオススメです。
総返済額を抑えたいなら元金均等返済
元金均等返済は、毎月の返済金額が多くなってしまいますが、
その分、元金が返済されていくため、支払い利息が減り、
結果、総返済額が減ります。
そのため、住宅ローンの総返済額を減らしたいなら、
元金均等返済がオススメです。
借り入れ金額:3,000万円
借り入れ期間:35年
金利:固定金利1.3%/年
支払い利息総額:7,356,564円
住宅ローン返済額:37,356,564円・・・(1)
支払い利息総額:6,841,095円
住宅ローン返済額:36,841,095円・・・(2)
37,356,564円-36,841,095円=515,469円同じ金額で同じ期間借りたとしても、
支払い総額が515,469円違います。
ただし、住宅ローンの金利が高い場合、
元利均等返済と元金均等返済の差は
大きくなりますが、現在のような低金利だと、
そこまで総返済額に差は出ません。
まとめ
元利均等返済と元金均等返済のメリット・デメリットを
まとめると、下記の表のようになります。
メリット | デメリット | |
元利均等返済 | ・返済計画を立てやすい ・返済開始当初の返済負担が少ない | ・元金が減らない ・住宅ローンの総返済額が多い |
元金均等返済 | ・月々の返済金額が徐々に減っていく ・住宅ローンの総返済額が少ない | ・返済開始当初の返済負担が大きい |
元利均等返済、元金均等返済どちらの
返済方法を選ぶかは大事です。
しかし、住宅ローンの総返済額を、
できるだけ少なくしたい!と思うのであれば、
安い金利で借りられる金融機関を探すことが重要です。
ただ、すべての金融機関の金利を調べるのは
非常に手間ですし、大変です。
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毎月の支払い金額と総支払額のシミュレーションを無料することができます。
また、住宅ローンの金利は値切ることができるって
ご存知ですか?
実は住宅ローンの金利は交渉することで
値切ることができるんです!
一般的な価格交渉と同じで、各銀行の金利を調べて
価格競争させることで、住宅ローンの金利が一般に表示されている
金利よりも安くなる可能性があります。
ただし、住宅ローンの事前審査に通っていなければ、
価格競争のテーブルにのせることができません。
各銀行で、事前審査の手続きをするのは、手間も時間も
かかります。
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一度の入力で6銀行に対して審査の申し込みをすることが可能です。
余計な手間をかけずに各金融機関の比較・申請を
することができるので、ぜひ利用してみてください。
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