「うちは仲介手数料半額だからお得ですよ!!」
「この物件は仲介手数料が半額です!!」
と言う内容の広告を見たことがあると思います。
わざわざ広告でアピールすることなんだから
仲介手数料が、どういうものかは、よくわからないけど、
きっと他のところに比べて安いんだろうと思うかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!!
仲介手数料半額は本当にお得なんでしょうか?
売る側がアピールしていることですから、鵜呑みにするのは
大変危険です!!
そもそも仲介手数料とは
仲介手数料のページにも記載していますが、
仲介手数料は宅地建物取引業法第46条で定められています。
<参考>
宅地建物取引業法第46条
宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買、交換又は貸借の代理又は
媒介に関して受けることのできる報酬の額は、国土交通大臣の定めるところによる。
そして、国土交通省が
「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」
のなかで仲介手数料の上限金額を定めています。
ちなみに最新の平成26年4月1日施行分では借主・貸主双方からもらえる仲介手数料の合計金額は
家賃1ヶ月分×1・08倍以内(家賃1ヶ月分+消費税)までと定められています。
そして原則として仲介手数料は貸主・借主双方が負担するようになっています。
例外として、承諾した場合は、上限金額である家賃1ヶ月分をどちらか一方が
全額負担することができます。
そうです!
つまり、今までは慣習として、例外が適用されていたんです。
仲介手数料を半額にしますよ!と恩着せがましく言ってきますが、
ただ原則どおりの対応をされているだけであり、不動産仲介業者が
負けてくれたわけではありません。
仲介手数料が半額になることは、当たり前の対応を
してくれるようになっただけです。
仲介手数料半額は得ではないが、損はしていない
仲介手数料を半額にした分、クリーニング費用や鍵交換費用等の
付帯サービスに、その価格が転化されている可能性もあります。
ただ、本当のところは、わかりません。
仲介手数料が半額じゃなくても、付帯サービスの金額は
変わらず高い可能性も、もちろんあるからです。
このように仲介手数料が半額になることは、必ずしも
得をしているとは言えません。
ただ少なくとも損はしていません。
もしも得をしたいのであれば、仲介手数料半額に加えて
何かしらの値引きをしてもらうしかありません。
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