分譲地の特徴・メリット・デメリット

マイホーム

土地には、大きくわけて

・分譲地
・一般地(宅地)

の2種類あります。

言葉は聞いたことあるけれど、
一体どんな特徴・メリット・デメリットが
あるんだろう?と疑問に思ったことが
あるのではないでしょうか?

このページでは、分譲地の
特徴・メリット・デメリットについて、
ご紹介します。

一般地について知りたい場合は
一般地の特徴・メリット・デメリットをご覧ください。

Contents

分譲地とは


分譲地とは、不動産業者などが、所有している
広い土地をいくつかの土地に分けて(区画整理して)
販売している土地のことを言います。

分譲地のほとんどは田んぼ、畑、山林など、
もともと宅地(住宅用の土地)
ではなかった土地を宅地に造成をして、
販売していることが多いです。

メリット1:仲介手数料が0円


一般的に土地を探す場合、不動産会社に依頼します。

そして、不動産会社から紹介のあった土地を購入した場合、
土地代の他に仲介手数料を支払わなければいけません。

しかし、分譲地の場合、不動産業者は間に入らず、
売主であるハウスメーカー・工務店と直接取引をするため、
この仲介手数料を支払う必要がありません。

ちなみに仲介手数料の金額は、いくらかかるのか?
気になると思います。

仲介手数料の金額は、
宅地建物取引業法第46条で定められています。

売買価格によって、計算式が変わりますが、
土地の売買価格は大抵400万円超えなので、
下記の計算式で算出することができます。

仲介手数料=(売買価格×3%+6万円)+消費税

売買価格が1,000万円の場合
1,000万円×3%+6万円=36万円
36万円×1.08%=388,800円となり、売買価格が1,000万円の場合、
売買価格とは別に仲介手数料として388,800円も
支払わなければいけません。

 

上記例のように土地売買価格が上がるにつれて、
仲介手数料も比例して上がるため、都心部などで
マイホームを検討している場合は特に、仲介手数料0円は、
魅力的です。

メリット2:造成費用が掛かりにくい

田、畑、山林など宅地ではない土地を購入した場合は、
家を建てられる状態にするために、造成工事をする必要があります。

また、地目上は宅地であっても、傾斜があったり、
凸凹している場合は、整地する必要があります。

造成工事をする場合に掛かる金額は、
その土地の形状によって異なり、
数百万円~数千万円掛かる場合もあります。

分譲地の場合は、既に整地済みのため、
造成費用が掛かりにくく、掛かったとしても、
少額で済みます。

メリット3:同じ世代・同じ家族構成の人が集まりやすい


マイホームを購入する客層は、大体
同じような世代・同じような家族構成の人です。

そのため、分譲地を購入した場合、
大体同じような世代・家族構成の人が
ご近所さんになります。

子どもが騒いでも、お互い様ですし、
お隣さん同士で悩みや話題なども共有しやすいので、
比較的良好なご近所関係が築きやすいです。

メリット4:インフラが整備されているケースが多い


土地によっては、家の前の道路に
上水道管、下水道管、都市ガス管など、
インフラに必要な管が通っていない場合があります。

インフラに必要な管が通っていない場合は、
家まで管を引くか、代わりの設備を用意する必要があります。

都市ガス管は、まだ通っていない地域が多く、
代わりの設備であるプロパンガスを設置しても、
ほとんど手間も費用も掛からないため、問題ありません。

しかし、上下水道管がない場合は、
管を引くにしろ、代わりの設備である井戸、浄水層を
設置するにしろ、少なくとも片方20万円以上の設置費用が掛かります。

分譲地の場合は、既にインフラが整備されているケースがほとんどのため、
これらのインフラ整備代は考慮する必要がありません。

デメリット1:建築条件付きの土地が多い


分譲地のほとんどは建築条件が付いています。

建築条件と言うと
・平屋建てしか建てられない
・○坪までしか建てられない
・高さは○メートルまで

などの制限をイメージすると思いますが、
上記のような設計上の条件が特別付くわけではありません。

分譲地を購入した場合、
決められたハウスメーカー・工務店で建てなければならない
と言う建築条件が付きます。

そのため、例えば積水ハウスの分譲地では、
積水ハウスの家しか建てることができません。

住友林業や大和ハウスの家を建てたいと思っても
積水ハウスの分譲地で建てることはできません。

このように、
分譲地が決まる=ハウスメーカー・工務店が決まる
と言うことなので、希望のハウスメーカー・工務店が
あっても希望通り建てられない可能性があります。

デメリット2:都心部から離れた郊外にある


分譲地は、広い土地をいくつかの土地に分けて(区画整理して)
販売しています。

都心部で、広い土地を確保するのは難しいため、
分譲地のほとんどは都心部にはなく郊外にあります。

郊外だからと言って、そこまで不便ではありませんが、
どうしても多少買い物や通勤等で不便な立地が多いです。

まとめ


分譲地の特長・メリット・デメリットについて
ご理解頂けたでしょうか。

まとめると、分譲地は建物や立地に多少の制限が掛かりますが、
土地代以外の費用を極力抑えることができるのが最大の魅力です。

ハウスメーカーや立地に特別こだわりがないのであれば
分譲地は一考の価値があります。

また、ハウスメーカーを既に決めている場合は、
そのハウスメーカー所有の分譲地がないか
必ず確認することをオススメします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました