住宅は大きく分けて新築住宅、未入居住宅(新古物件)、中古住宅の
3つに分類されます。
このページでは中古住宅について
詳しく説明します。
中古住宅の定義
新築住宅については「住宅の品質確保の促進等に関する法律」
(略して品確法)と言う法律で定義されていますが、
中古住宅については法律で定義されているわけではありません。
法律で定義されているわけではありませんが、一般的に
・建築後2年を経過している建物であること
・人が住んだことがある建物であること
上記2つのうち、どちらか1つの条件でも満たせば
その物件は中古住宅となります。
そのため、建築後、誰も住んでいなくても2年を経過してしまうと、
その物件は中古住宅になります。
また建築後2年以内の建物であっても、誰かが一度でも入居していれば、
仮に1日だけの入居であったとしても、その建物は中古住宅になります。
公的な融資機関においても、中古住宅の定義は同じです。
誰かが入居した時点で中古になるのは、家電等の商品でも
同様の取扱いなので、わかると思います。
しかし、誰も住んでいなくても建築してから2年経つと
中古住宅となってしまうのは、不動産特有の制度だと思います。
中古住宅の特徴
新築住宅、未入居住宅(新古物件)、中古住宅の3つのうち、
中古住宅が最も多く、本当に千差万別です。
中古=古いと言うイメージがあると思います。
確かに中古物件の中には築数十年以上の物件もありますが、
新品同様の中古物件も存在します。
なので部屋探し、家探しをする場合、中古と言う言葉のイメージだけに
引っ張られず、きちんと中身を見るように気をつけましょう。
また、中古物件は
・建替えができない
・耐震基準を満たしていない
・住宅ローンを利用できない
・住宅ローン控除(減税)を利用できない
等の様々な課題を抱えている物件も少なくありません。
これらの課題について、知識がないまま迂闊に中古物件に手を出すと、
騙されたり、損をすることがあるため、関係法令等について、
しっかりと下調べをしておきましょう。
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