マイホームを建てよう!
と思った場合に
・何から始めたら良いの?
・どういう流れで進めていくの?
・どれくらいの期間が必要なの?
と疑問に思うと思います。
そこで、このページでは、
家づくりのスケジュールや手順
についてご紹介します。
Contents
情報収集
まずは、情報収集から始めましょう。
情報収集での目標は
「家づくりの判断基準」を作ることです。
ネットや本で情報収集をするのも良いですが、
やはり実物を見に行くのが一番です。
近くの展示場に顔を出して見ましょう。
展示場に行けば、実物の家を見ることができるので、
どういう家に住みたいのかイメージが湧きます。
また、営業マンからネットには載っていない
最新の住宅事情・設備について聞くことができます。
さらに、展示場に行くことで
工場見学会、建築現場訪問、完成住宅見学会などに
参加できるようになります。
これらのイベントに参加すると、
より知識が深まりますし、
割引、無料グレードアップなど
様々なイベント参加特典を
もらうことができるので一石二鳥です。
情報収集にかける期間は、それぞれですが
各種イベント等に参加すると、
次の相談・打ち合わせまで最短でも1ヶ月以上はかかります。
相談・打ち合わせ
情報収集をして良いハウスメーカーを
2~3社見つけたら、相談・打ち合わせに進みます。
相談・打ち合わせでは主に
・希望間取りの検討
・予算・資金計画
を行います。
この段階では、ハウスメーカーの提案力をチェックしましょう。
「検討」・「計画」と言うと
堅苦しい表現のため、しっかりとしたものを
イメージすると思いますが、この時点では、
まだざっくりとした希望を伝えるだけで大丈夫です。
例えば
「リビングと子供部屋2つと書斎が欲しい!」
「土地と建物合わせて4,000万円以内で建てたい!」
くらいの希望で大丈夫です。
注意点としては、実現できるかどうかは置いておいて、
兎にも角にもマイホームの夢は全て伝えることです。
例えば
「子供たちの秘密基地を作りたい」
「ボルダリングの壁が欲しい」
「リビングは30畳以上」
など、できればコレも!アレも!と希望を言うと
案外叶えてくれますし、そこでハウスメーカーの
提案力を推し量ることができます。
相談・打ち合わせから次の申し込みまで
最短でも2ヶ月程度は掛かります。
土地探し
相談・打ち合わせにあわせて
土地探しも始めましょう。
相談・打ち合わせよりも前から
土地探しをはじめても良いんですが、
個人で探すと割高で、しかも規制により
希望する間取りの家を建てられない可能性もあります。
そこで、ハウスメーカーも
巻き込んで土地探しをしましょう。
土地探しを一緒にすることで、
その土地に合った間取りを作って
もらうことができます。
ハウスメーカーごとの提案力を
比較する判断材料にすることもできます。
また、ハウスメーカーによっては、
敷地調査・法的規則のチェックを
無料でしてくれます。
そのため、相談・打ち合わせと
同じタイミングで土地探しをするのが
ベストです。
なお、敷地調査・法的規則のチェックには
約1ヶ月程度掛かります。
ハウスメーカー・土地の申し込み
土地を見つけて相談・打ち合わせの結果、
良いと思ったハウスメーカーが
決まったら、ハウスメーカー・土地の申し込みをします。
申し込みは契約ではないため、
キャンセルは可能です。
ただし、土地は買付期間(申し込みから契約まで)が
1週間から2週間と決まっており、土地の契約まで進んでしまったら、
もう後戻りができません。
プラン提案・資金計画
申し込みが終わればすぐに
プラン提案・資金計画の打ち合わせを行います。
プラン提案・資金計画では主に
・間取りプラン
・設備・仕様・機能の説明
・見積り・資金計画の検討
を行います。
この段階では、すでに購入予定の土地が決まっているため、
その土地を元に間取り・設備・仕様を検討していきます。
基本的には、相談・打ち合わせで話し合った内容を
購入する土地に合わせて図面に落とし込んで、
ブラッシュアップしていきます。
相談・打ち合わせで、ある程度形はできていますが、
次の契約まで約1ヶ月程度掛かります。
住宅ローン融資手続き
ハウスメーカー・土地の申し込みをするのと並行して
住宅ローンの融資手続きを始めましょう。
住宅ローンは申請してから
・仮審査(事前審査)
・本審査(正式審査)
・住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)
・融資実行
の流れで手続きが進みます。
土地の買付期間が決まっているのに
申し込みから住宅ローンの準備をして
間に合うの?と疑問に思うと思いますが、
大丈夫です。間に合います。
土地の契約に必要な資金は
住宅ローンを借りる銀行から
つなぎ融資を受けて用意します。
つなぎ融資は仮審査(事前審査)まで
通っていれば受けることができます。
仮審査(事前審査)は申請から
遅くても3日から4日で通るため、
土地の申し込みからでも間に合います。
建築工事請負契約の締結
最終図面・見積りの確認を終え、
建築スケジュールの確認が終わったら
・重要事項説明書
・建築工事請負契約書
を締結します。
契約まで進むと
・天井
・外壁
・床面積
・窓の位置
・内壁、扉の位置
など住宅の大枠である基本設計が確定します。
多少の軽微な変更くらいなら受け入れてくれますが、
基本的には、変更不可なので、ここまでに
しっかり間取りの打ち合わせをしましょう。
実施計画の打ち合わせ
契約締結後は実施計画の打ち合わせを行います。
実施計画では主に、
・外装
・内装
・水廻り
・インテリア
・付帯・電気設備
・家具
・外構
について、それぞれの担当者と打ち合わせを行います。
この段階では、どこにどんな家具を置いて、
どのように生活をしていくのかを強くイメージすることが重要です。
例えば本棚やピアノなど、重量の重い家具を置く場合は
床・壁の補強をしておく必要があります。
また、テレビアンテナ、コンセント、エアコン、インターネットなどは
後から追加するとなると、余計な費用が掛かったり、配線がぐちゃぐちゃに
なってしまいます。
ポイントとしては、現在のライフスタイルだけでなく、
子供が大きくなったときや老後の生活など、
それぞれの時点でのライフスタイルも考慮することです。
間取りの打ち合わせで、
かなりの労力を使っているため、
実施計画では気を抜いてしまいがちですが、
生活のしやすさは実施計画にかかっています。
最後の最後まで気を引き締めて
いきましょう。
実施計画の打ち合わせから、
次の着工合意まで大体2週間から1ヶ月程度掛かります。
総予算確認・着工合意
実施計画まで終わると
マイホームにかかる費用の総額が
確定します。
その予算・計画でOKなら、
着工合意を行います。
着工合意=契約です。
一度、建築工事請負契約を結んでいますが、
実施計画によって予算・計画内容が変わっているので、
再度着工合意として契約を締結します。
施工計画の確認
着工合意が終わると、営業担当・設計担当から
工事担当に図面が引き継がれ、
施工計画の確認・打ち合わせを行います。
施工計画の確認では主に
・工事内容の確認
・工程の説明
を行います
「散々確認したのに、また確認するの?」と
思うかもしれませんが、工事担当者は、
今までの打ち合わせ内容を知りません。
引き継がれた図面だけを見ながら工事をするため、
図面に間違いがないか再度確認をする必要があります。
設計担当が図面に起こしきれていないことや
修正し忘れている部分もあるため、図面を見ながら
しっかりと確認をしましょう。
工事担当との打ち合わせから
次の地鎮祭・地縄立会いまで
大体2週間から1ヶ月半程度かかります。
地鎮祭・地縄立会い
実際に着工に取り掛かる前に
地鎮祭を行います。
地鎮祭とは、土地の神を祭り、工事の無事を祈る祭事です。
地鎮祭を行うかどうかは施工主が自由に
決めることができますが、ほぼ100%の方が
地鎮祭を行います。
そして、大抵の場合、地鎮祭にあわせて
地縄立会いを行います。
地縄立会いとは、
リビング、キッチン、トイレ、風呂場などが
どこにあるのかの配置を確認することです。
地縄立会いをすると、ものすごく狭く感じると思いますが、
実際に立ち上がると奥行きが出て、ちゃんと広く感じるので
安心してください。
着工・施工
地鎮祭が無事終わり、工事業者の日程が合えば
着工・施工されます。
・近隣挨拶
・解体工事(建造物があれば)
・造成工事
・地盤改良工事
・基礎工事
・工程検査
の順に工事が進んでいきます。
着工・施行までくると特段することはありませんが、
残念なことに、中には手抜き工事をする業者もいるため、
時々工事現場を見に行きましょう。
また、監視とは別に少しずつマイホームが建ちあがっていくところは、
見ていて面白いので、ぜひ見に行ってみましょう。
着工・施工から大体4ヶ月から5ヶ月で
完成・引き渡しとなります。
棟上げ・上棟式・餅まき
棟上げとは柱・棟・梁(はり)などの
骨組みが完成した段階のことです。
上棟式や餅まきをする予定であれば、打ち合わせ等、準備をする必要があります。
ただ、最近は上棟式・餅撒きともに
する方は少なくなっています。
上棟式をしたから良い家が建つわけでもなく、
逆にしないから悪い家が建つわけでもありません。
好きなほうを選びましょう。
完成・完了検査
住宅が完成したら、各地方自治体の特定行政庁、
あるいは民間の指定確認検査機関による
完了検査が行われます。
完了検査では、建物が図面どおり法令を遵守して設計されているかどうか
チェックされます。
施主検査・引き渡し
完了検査が無事に終わると
施主検査・引き渡しとなります。
施主検査では、
・図面どおり建てられているかの確認
・設備機器の確認
・ドア、蛇口、スイッチなどの動作確認
・壁、床などのキズや凹みの確認
などを施主である自分達自身で検査します。
施主検査は非常に重要で、大抵の家で、
何かしらの不具合が必ずあります。
軽微な不良であれば良いですが、
雨樋がなかったり、基礎や壁が設計よりも
薄いなど致命的なミスがある場合もあります。
引き渡し書にサインをした後だと、
対応してくれない場合があります。
そのため、多少面倒だと思うかもしれませんが、
引き渡し書にサインをする前に必ず図面を見ながら
スイッチ1つ洩らさず確認しましょう。
引き渡しまで終えたら、家づくりは終了です。
引っ越しをして、夢のマイホームでの
生活を楽しみましょう。
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